国際特許出願番号 PCT/J P2022/ 021918
produce by 徳永兼三
開発コンセプト
いかに安全に大型魚にも負担をかけずにリリースできるか
キクチクラフトは、リーダーの一部をカットすることによって、フックを魚に残したまま安全にリリースをすることが可能とした「バブルスイマー SR-s (セーフティー リリーシステム)」を販売開始しました。
当ルアーは徳永兼三氏(バスメイト)の設計をキクチクラフトで具現化いたしました。
大型魚のリリースは、習熟した複数人の手が必要となります。
リーダーを手で持ち、下顎の先端にギャフを打って、魚に掛かったフックを外します。
しかし、これが叶わない時に、少人数でいかに安全に大型魚にも負担をかけずにリリースできるかを考え、このルアーは開発されています。
このルアーでは、リーダーの一部をカットすることによって、フックを魚に残したままリリースをすることが可能となります。
魚に残されたフックはその部位から時間が経つと脱落したり、水中でフックが腐食し脱落します。
もし、フックが付いたままになっていたとしても、魚を船上に上げて外すダメージよりも少なく済みます。
ただし、フックが容易に外せる位置にかかっている場合は、リリーサー等を使ってはずしてください。
また、ファイト中にリーダーのブレイクによって、魚にルアーが付いたままになっても、リーダ一貫通で使用している場合は、ルア一本体が外れ魚への負担が少なくなります。
更に条件が良ければルアーを回収することも可能となります。
●フック装着方法
ルアーの中心にショックリーダーまたは口糸を通し、ルアー後部に溶接リングとスプリットリングを介してフックまたはシンカーを付けます。
フロントにアシストフックを装着する際は溶接リング付きのアシストフックを使用し、リーダーを通します。
フロントのアシストフックは誘導式となっているため、このフックの前方のリーダ一部分に輪ゴムを巻き付けて結ぶことにより、ルアーより離れすぎない位置にフックを配置することができます。
釣り上げた魚をリリースする際は貫通しているラインを切ることによって、安全に魚をリリースすることが出来ます。
またリーダーの上部にも溶接リングを設け、リグ(仕掛け)として完成させたものを作れば、通常のルアー同様に交換が容易となります。
●フック装着方法のバリエーション